【交通安全講習】高齢者の運転免許更新【法令改正】
令和4年5月1日(日)10:00~11:00 南加納自治公民館にて
自治会事業のひとつである「交通安全講習」が開催されました。
今回のテーマは、「高齢者の運転免許更新 法令改正について」です。
講師は加納交番で勤務されている漆島さんです。
参加者は15名でした。
以下、箇条書きではありますが、講習内容をご覧ください。
◎ 現在の交通事故の状況
昨年の統計によると県内の死者数は30人
前年度からは6人減っている
昭和23年の統計開始から昨年は過去2番目の少なさ
30人の内、65歳以上の高齢者は18人で高齢者の死者率は60%
減少傾向ではあるが、依然として高い状況にあります
そこで、相次ぐ高齢者事故を防ぐため、道路交通法が改正されました。
◎ 改正内容
1)75歳以上で一定の違反歴がある人は、運転技能検査を受験しなくてはいけない
2)希望者には、運転車両を条件付き免許にできる
の2点が改正されました。
運転機能技能検査の対象者は以下の3つを満たす方
1)75歳以上
2)普通自動車免許
3)過去3年間で一定の交通違反経歴がある方
一定の違反とは?
11種類あります
・信号無視
・通行区分
・速度超過
・横断等禁止違反
・携帯電話使用違反 等
なぜこの11種類?
過去3年間で上記違反した75才以上の方は、死亡事故を起こす可能性が2.1倍高いというデータがあります。
運転技能検査とは?
自動車講習所のコースを走って、100点満点で採点。
一時停止や右左折時のはみだし等
そこまで難しい検査ではないのでご安心ください。
合格しなかった場合は、免許の有効期限内であれば何度でも受験できます。
※すでに予約が殺到しているらしいので、通知が来たらすぐに申し込んだほうがいいかもしれません。
普通免許は持てなくなっても、原付に格下げする申請は可能です。
◎ 安全運転サポート車について
運転に不安がある場合2択だった
1)不安だけど必要だから乗るしかない
2)自主返納する
そこに新しい選択肢として「サポートカー限定免許制度」が出来ました。
自動制御やアクセル踏み間違い防止等の機能がついている車のみの限定免許です。
今お持ちの車がその機能がついていないのであれば、
不安だけど乗らないといけない方は、車の買い替えの必要が出てしまいます。
※サポートカーについては参加者の皆様より、多くの質問が寄せられました。
・申請の方法は?免許センターや警察にいくのか?
・サポートカーを買うだけでよいのでは?
・わざわざ限定免許にする必要性はあるのか? 等
◎ 詐欺被害のお話
最近の事例
4月28日 延岡市 還付金詐欺
・市役所の健康保険課を名乗る電話
・還付金
・ATM
・49万円だまし取られている
自治体の職員を名乗る事例が相次ぐ
役所からかかってくる電話には注意!!!
警察官だからと言ってすぐは信用しない(笑)
一番効果的なのは、留守番電話にしておく
電話を受けてしまった場合、本当にその役職の人がいるのかを確認する
(警察や市役所に電話で確認する)
一人で悩まない
ご家族友人に相談する
警察に電話してもいい
口座の情報を他人には伝えない
◎ 南加納地区での事故や犯罪は?
(会長)南加納地区の犯罪の状況や事故はありますか?
(講師)盗難事件が起きています。お店の従業員の財布が盗難されたり、
意識をもって、戸締りをしていただきたいです。
(会長)交通事故は?
(講師)269沿いが多いですね。また、池田台での速度違反が目立ちますね。
(講師)横断歩行者妨害では、歩行者がいたら止まってください。9000円とられます。
高齢者の場合は臨時講習の対象にもなります。
(会長)ありがとうございました。とても分かりやすく、質問も多く出て、意義のある講習会になりました。
講師の漆島さん、参加者の皆様、本日はありがとうございました。